株式会社ワイズ
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昨日の夢源塾(社内のビデオ勉強会の名称です。)では、Doit!No.94「愛の中で育まれる心 BAGZY新人成長物語」を題材に話合いをしました。
美容院は全国に約21万店あるそうです。働いている人は、43万人。 美容師は、技術職。しかも、流行は、どんどん変わっていきます。 身につけるべき技術には、キリがありません。 それでも、なんで頑張れるのか? バグジーで働く新人たちは、「周りの先輩たちが、一生懸命教えてくれる。しっかり見守ってくれている。そんな姿に、報いなければと頑張れる。」と話します。 映像には、真剣に、時には厳しく、時には優しく接する先輩たちの姿が映ります。 禅宗に「啐啄同機」(そつたくどうき と読みます。)という言葉があります。口へんに卒業の卒と書いて、「ついばむ」と読みます。啄は、啄木鳥とも書くようにトントンと「たたく」という意味です。この「ついばむ」と「たたく」が機を同じくするとは、どういう意味でしょうか? 鳥の卵が孵るときに、必ず、雛鳥が自分の力で内側から卵を割って外へ出てこなければいけません。外からおせっかいが割ってしまうと、殻が中に入って体に刺さって死んでしまいます。基本的には内側からの自発性を待つということになります。 ところが、中にはのんきな卵があって、かえらないまま死んでしまう場合もあります。そこで親鳥は本能で「もうそろそろかな?!」と思ったら、ツンツンと外から突っついてあげるわけです。そうすると、中の雛は「なんだろう?」とビックリするわけです。 親鳥が外からツンツン、雛鳥が親鳥を真似て中からツンツン。そうしているうちに、十分な力がついて殻にひびが入り、自分の力で外界に出てくるのです。 つまり、親鳥の外からの刺激は、内側からの生きる力、自発性を導き出すための呼び水、誘い水になっているわけです。この刺激を実に絶妙な強さ、タイミングで与えるという言葉が、「卒啄同機」ということなのです。 ビデオを見ながら、自立、自律というけれど、「啐啄同機」、このタイミング一つでどちらに転んでしまうのを考えると、本当に自立を促すのって難しいなと思っていました。 最後は、その人に対して愛情をどれだけ注いだかで決まるのだろうと思います。
by wise_galaxy
| 2010-11-11 09:58
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