桐島、部活やめるってよ
朝井 リョウ / 集英社
第22回小説すばる新人賞受賞作の「桐島、部活やめるってよ」を読み始めました。
書いたのは、現役の岐阜の大学生、朝井リョウ。
『あやういバランスの中で成立している高校生たちの人間関係のくさぐさを新しい構造により剔出していく。それが作品のモチーフであり、そこがおもしろい。私もまねしたくなった。
阿刀田高さん(選考委員)』と絶賛。
内容は、バレー部の「頼れるキャプテン」桐島が突然部活をやめた。
それがきっかけで、田舎の県立高校に通う5人の生活に、小さな、しかし確実な波紋が広がっていく。
先日一緒に呑んだ、村島さんの紹介です。
曰く、『今時の大学生が書いてるからさぁ、まぁ、あんまり期待してなかったんだけど・・・結構、昔の高校時代と重ね合わせて読めるんだよなぁ』。
選考委員の宮部みゆきさんも、『青春小説は数多書かれていますが、時代の壁・世代の溝を、軽々と乗り越えて見せる普遍的な傑作は、そうそう現れるものではありません。』と仰っています。
高校時代を思い起こすのには、絶好のタイミングです。
だって、来週の土曜日に卒業40周年の同窓会がありますから・・・